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JIT コンパイラ

JIT コンパイラとは、プログラミング言語の実行を高速化する技術。

一般に、スクリプト言語の実行には「インタプリタ」と呼ばれるプログラムを用いることが多い。インタプリタ方式では、スクリプトがいったんバイトコードと呼ばれる疑似マシン語に変換される。さらに、インタプリタがバイトコードの内容を「エミュレータ」のように解釈して実行していく。

一方、JIT コンパイラを用いる場合、疑似マシン語であるバイトコードは、CPU が直接実行できる本物のマシン語に変換され、そのマシン語が直接 CPU で実行される。

エミュレータよりも実機のほうが高速なのと同じで、インタプリタ方式よりも JIT コンパイラ方式のほうが数倍から 15 倍程度、高速である。

ただし、JIT コンパイラの設計と実装は難易度が高いため、有名なプログラミング言語であってもインタプリタ方式を採用するものも多い。

jit_コンパイラ.txt · Last modified: by picopicop